ついにMeta Quest 3が着弾!Immersedで仮想作業環境を作ってみた

Meta Quest 3がついに届きました。VR分野のガジェットに手を出したのは初めてで、とてもワクワクしています。予約注文をしたものの注文でトラブルがあり、本来の予定日だった10月13日から3週間ほど遅れて10月31日に届きました。いざ届くと嬉しすぎてて3週間待っていたことを忘れてしまうほどです。

というわけでMeta Quest 3のファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

購入したもの

まず購入したものを紹介していくと、Quest 3本体とエリートストラップの2点です。

Metaストアで購入したのはQuest 3本体のみで、エリートストラップはQuest 3が届いたあとにヨドバシカメラに行って購入しました。

その他にもコントローラー用のストラップや充電スタンドなどのアクセサリがありましたが、1つ1つの値段がそこそこしますし、本当に必要かどうかわからないので今後Quest 3を使ってみて検討したいと思います。

パッケージ開封

まず、パッケージは白を基調としたシンプルなデザインです。前モデルのQuest 2は箱が横長でかなり大きかったようですが、Quest 3は正方形でそこまで大きくないパッケージになっています。

側面を破いてから箱を開けるとQuest 3本体とコントローラーがコンパクトに収まっています。ガジェットが綺麗に箱に収まっている姿はいつ見ても美しいですね。

更にコントローラーの奥には細長い箱があり、中には説明書、18Wアダプタ、USB-C to Cケーブルが入っています。

設定・チュートリアルを触った感想

まず起動すると初期設定が始まります。この時点でパススルー機能が有効になっており、現実世界の上に浮かび上がった設定画面を見ながら操作をしていくというのは新しい感覚でワクワクしました。

スマホとペアリングする必要があり、パススルーでスマホの画面を見て設定しようとしましたが、さすがにスマホの文字は読みづらかったのでQuest 3を被ったり外したりを繰り返しながらなんとかペアリングができました。

そして設定が終わるとチュートリアルが始まり、基本的な操作の解説を見ました。

  • パススルーのON・OFF切り替えはヘッドセットの側面を2回軽く叩く
  • コントローラーを置くと自動でハンドジェスチャーに切り替わる
  • ハンドジェスチャーでメニューを出すには手でOKサインを作る
  • ハンドジェスチャーでの選択は親指と人差指でつまむ動作をする

この他にスクリーンショットのやり方などもありますが、とりあえず上の4つを覚えておけば最低限操作には困らないと思います。

初期設定ではコントローラーを使って操作をしていましたが、初期設定後はハンドジェスチャーでも操作ができるようになりました。このハンドジェスチャーはかなり精度がよく、コントローラーを使わずとも十分操作可能です。むしろ手を動かすだけなのでコントローラーを介すよりも直感的に操作できます。

Immersedを使ってみる

チュートリアルが終わったのでさっそくImmersedというアプリをインストールして仮想作業環境を作ろうと思います。Quest 3ではMeta StoreからImmersedを検索してインストールし、PCでは以下のリンクにアクセスしてImmersedアプリをインストールします。

インストールが終わったらQuest 3とPCをペアリングする必要があるので設定します。

ちなみにQuest 3とPCが同じネットワークに接続していないとペアリングができないので注意が必要です。筆者の環境では、PCとルーターまでは有線、Quest 3はWi-Fi接続でペアリングできました。

PCは有線、Quest 3はWi-Fi6で接続しているためか遅延は5msほどで、マウスのカーソル移動やキーボード入力がワンテンポ遅れるといったことはなく普通に作業ができます。

Immersedではバーチャルな部屋に入って作業を行うことができます。ワールドは様々なものが用意されているので、その日の気分で変えることができます。現実世界であればいつも同じ部屋で作業するしかないですが、Immersedを使えば同じ部屋にいながらいつもと違った風景を楽しみつつ作業ができます。しかも同じワールド内で席の移動だってできてしまいます。

そしてImmersedでは現実世界にあるキーボードだけを切り抜いてパススルーで表示することができるので、タッチタイピングができなくても安心してキーボードを使えます。また、トラッキング機能に対応したキーボードであればパススルーを使わずVR空間上にキーボードを表示することが可能だったりします。

もちろん、VR空間で作業できるだけでなく、現実世界に画面だけを表示するMRモードもあります。集中したいときはVRモード、周りの状況を把握しながら作業をしたいときはMRモードという感じで、場合によって使い分けできるのが便利です。

仮想作業環境は魅力的だけど…

ここまで読まれた方の中には、Immersedによる仮想作業環境がとても魅力的に見え、Quest 3が欲しくなった人がぼちぼちいると思います。しかし結論から言うと筆者はおすすめしません。

まず、Quest 3快適に装着するためにはEliteストラップが必須と言っていいレベルで、本体とEliteストラップを併せて購入すると総額で85,250円もかかります。これほどのお金があればWQHDのモニターを2枚購入できます。正直、WQHDのモニターが2枚もあれば作業領域は十分です。

次に、Quest 3はバッテリー持ちが悪いです。実際に使用していると2時間程度しか持ちません。大抵、作業が流れに乗ってきたタイミングでバッテリー残量が少ないという通知が来るような感じです。なので2時間以上作業するときは給電のためにケーブルを挿しっぱなしで使わなくてはいけません。

そして最後は、モニターが複数設置された環境で主に作業する人には必要ないことです。すでに2枚、3枚モニターが目の前にある状態でQuest 3を被ってモニターを追加しても、画面を持て余すだけで無駄だとおもいます。

それでも購入する人は

それでもQuest 3を購入するんだという人へ向けて書いておきますが、Meta Questには紹介プログラムというものがあり、紹介された人が新しいヘッドセットを購入してアクティベートするたびに、紹介者と紹介した人とされた人どちらにもMeta Questストアで使える3,000円分のポイントが貰えます。もしQuest 3を購入する予定がある人は以下のボタンより紹介を受けていただけると嬉しいです。