大学で使用するノートPCの検討をしてみる【チー牛大学生のパソコン選び】

2020年に購入してかれこれ3年使用しているノートパソコンですが、大混雑する東海道線で揉まれながら大学へ通学していたことで最近になってディスプレイがちかちかと点滅するようになり、いつ画面が点かなくなるかわからない状態になっています。そこで新しいノートパソコンの買い替えを検討しているので、今のパソコンの不満点や必要な条件を挙げていこうと思います。

IdeaPad S540の不満点

ディスプレイ14インチIPS液晶、60Hz
解像度1920✕1080
CPURyzen5 3500U
メモリ8GB
SSD256GB
グラフィックスRadeon Vega8
幅✕厚み✕奥行323×15.9×227 mm
重量1.5kg

そんなIdeaPad S540に対して私が不満に思っていたのは以下の点です。

  • 解像度が低い(フルHD)
  • メモリが少ない
  • USB-Cで充電ができない
  • 筐体の耐久性が低い
  • ネットワーク接続が不安定

IdeaPad S540は5万円という購入価格だったことを考えると性能には不満がなく、コスパは圧倒的でした。ただ細かい部分を見てしまうと、気づいたら割れていた樹脂製のヒンジ部分、ネットワークに繋がりにくいなど残念な点が多かったです。

新しいノートパソコンに求めるもの

ということでIdeaPad S540の不満を解消できる新しいノートパソコンに求めるのは以下の条件です。

  • 14インチで画面解像度がWQHD(2560✕1440)以上
  • メモリが16GB
  • USB-C充電対応
  • 耐久性の高い筐体

まず持ち運びと画面サイズのバランスを考えると画面は14インチが最適です。そして画面解像度はWQHD以上がほしいです。また、出先でLightroomを使って現像を行うかもしれないので色を正確に表示できるとなお良いですね。

14インチでWQHDは希少

しかし問題なのが14インチでWQHD、WQXGAのディスプレイを搭載したノートパソコンがほとんどないということです。

そもそも24インチモニターですらほぼ全てがフルHDなので、14インチ程度の画面であればフルHDでも十分に高解像度です。それにフルHD以上の解像度が欲しい人はフルHDと4Kの間にあるWQHDという中途半端な解像度ではなく、4Kの製品を購入するはずです。

そして15インチは4K、13インチはWQHDが搭載された製品がそこそこあるのですが、14インチはフルHDのものばかりです。13インチでWQHDの製品があるのになぜ14インチにはほとんど存在しないのか不思議です。

そんな希少種とも言えそうな14インチでWQHD解像度のPCの候補を探した結果、以下の4機種が自分の条件に合うものでした。

  • Lenovo Yoga Pro 7i Gen 8 (82Y70074JP)
  • Lenovo Yoga 7i Gen 8 (82YL0051JP)
  • HP Pavilion Plus 14-eh
  • ASUS Zenbook 14X OLED (UX3404VA)

条件に合うノートパソコン

Lenovo Yoga Pro 7i Gen 8 (82Y70074JP)

  • 14.5インチWQXGA(IPS)、90Hz
  • sRGBカバー率100%
  • Core i5-13500H
  • メモリ16GB
  • 1.49kg
  • Thunderbolt4ポート搭載
  •  MIL-STD-810Hに準拠
  • 100W電源アダプター
  • 124,300円(2023/06/28時点)

まずLenovoで条件に合うものを探したところ、このモデルのみがヒットしました。CPUはHモデルなので性能は十分、ディスプレイはsRGBを100%カバーと条件を十分に満たしています。

また、MIL-STD-810Hに準拠しているのもポイントが高いです。堅牢性が高く満員電車でも余裕で耐えてくれるはずです。

ただ名前が長すぎると思います。

Lenovo Yoga 7i Gen 8 (82YL0051JP)

  • 14インチ2.8K(OLED)、90Hz、HDR500対応、タッチディスプレイ
  • DCI-P3カバー率100%(sRGB換算で133%)
  • Core i7-1360P 
  • メモリ16GB
  • 1.49kg
  • Thunderbolt4ポート搭載
  • 65W電源アダプター
  • 154,330円(2023/06/28時点)

こちらは上記のモデルが2in1に対応したものです。

ディスプレイがIPSから有機EL、CPUがPシリーズになったという違いがあります。有機ELになったことでsRGBカバー率が更に高くなり色鮮やかな表示が可能、またHDR500にも対応。

CPUがCore i7ではありますが、PモデルなのでCore i5-13500Hより性能は劣ります。しかしCPUの性能が下がったことで必要な電源アダプターが100Wから65Wになるので、充電器の持ち運びが少し楽になります。ちょうど筆者の手元にあるAnkerのNano II 65Wが使えるのは良いです。

HP Pavilion Plus 14-eh

  • 14インチ2.8K(OLED)、90Hz
  • DCI-P3カバー率100%(sRGB換算で133%)
  • Core i5-13500H
  • メモリ16GB
  • 1.33kg
  • フルメタルボディ(アルミニウム)
  • 100W電源アダプター
  • 114,800円(価格com限定モデル、2023/06/28時点)

有機ELディスプレイとHシリーズのCPUを搭載し、上記2つのいいとこ取りをしたようなパソコンです。それでいながら、価格は11万円と安いです。フルメタルボディを採用し堅牢性が十分あるため、これならヒンジが割れるなんてことはなさそうです。それでいて重量が1.33kgと軽めなのが良いです。

ASUS Zenbook 14X OLED (UX3404VA)

  • 14.5インチ2.8K(OLED)、120Hz、タッチディスプレイ
  • DCI-P3カバー率100%(sRGB換算で133%)
  • Core i5-13500H
  • メモリ16GB
  • 1.57kg
  • Thunderbolt4ポート搭載
  • MIL-STD-810Hに準拠
  • アルミニウム合金ボディ
  • 抗菌コーティング
  • 90W電源アダプター
  • 149,800円 (2023/06/28時点)

ディスプレイ、CPUともに良いです。ゲーミングパソコンではないのにリフレッシュレートが120Hzに対応しているのが不思議です。Thunderbolt4や抗菌コーティングなど、この4モデルの中で一番付加価値が高いです。ただ1.57kgと重めなのは残念ですが。

またZenbook 14X OLEDは唯一Amazonで購入可能なため、納期待ちをしなくていいのは嬉しいです。

全く参考にはならないだろうけど…

というわけで4機種を上げて見ましたが、14インチでWQHD解像度のノートパソコンは本当に選択肢が少なく、あったとしても他社とスペックがほとんど変わらず比較の意味がありませんでした。

個人的に見た目が良いZenbook 14X OLEDが第一候補でしたが、120Hzのディスプレイなんて必要ないですし、重量がちょっと重いので持ち運びには向かないですね。またLenovoのパソコンは今まで使用してきたので他のメーカーの製品を触りたいと思っています。

なので重量が一番軽く、値段も一番安いHPのPavilion Plus 14-ehを購入したいと思います。

14インチのノートパソコンでWQHD解像度を求めている人が筆者以外にいるのかはわかりませんが、もし参考になれば幸いです。