デスクトップPCを指紋認証に対応させる。ARCANITE USB指紋認証リーダー

毎日使うPixel 7 Proには画面内指紋認証が、大学や出先で使うノートPCには指紋認証リーダーが搭載されており、どちらも指をかざすだけでロック解除ができるので非常に便利です。
しかし、自分が普段からよく使うデスクトップPCでは指紋認証が使用できず、毎回PINコードを入力しないとロック解除できない面倒くささにうんざりしていました。

そう思いながらもデスクトップPCをもう5年以上使っているのでいまさら感がありますが、ついにARCANITE(アルカナイト)のUSB指紋認証リーダーを導入することにしました。

開封

まずはパッケージを見ていきます。

とても小さくSDカードのようなパッケージに、USB指紋認証リーダーが入っているだけです。なお、一度開封すると元には戻せないパッケージングになっています。
切り取り線はなく、紙と紙の間に爪を差し込んでテープを剥がすような感じで開封しました。失敗するとパッケージを破壊してしまい無惨な状態になるかもしれないですね。

本体は非常に小さいです。USBコネクタに指紋認証リーダーがついているだけという感じで、無線マウスのレシーバーに近い大きさです。
このUSB指紋認証リーダーは2000円と、5000円もするケンジントン製などと比べて安価ではありますが本体の材質は金属製のようで、安っぽさは感じないですね。

さっそくデスクトップPCに挿してみました。このPCケース(Fractal Design Define 7 Compact)はUSBコネクタがトップに配置されているので、床置きしている自分としてはちょうど触りやすい位置にあります。

セットアップ

とりあえずPCには差し込みましたがこのままでは使えません。当然、指紋認証を利用するには指紋の登録が必要です。

今回はWindows11のPCで設定してみました。他のレビューを見ていると、このUSB指紋認証リーダーを挿した際にドライバーをインストールする必要があると言われていましたが、自分の場合は特に何もせずとも認識しました。

まず、設定→アカウント→サインインオプションへと進みます。そうすると指紋認証(Windows Hello)という項目が見つかると思います。

セットアップをクリックすると、PINコードを求められるので入力します。

そうすると指紋設定ができるようになるので、指紋認証リーダーに指を押し当てて登録していきます。解除成功率を高めるためにも位置や角度を色々変えて登録しておきましょう。

何回か指を押し当てた後、完了という画面になればそれで登録は終わりです。

認証は非常にスムーズ

登録が終わったので早速指紋認証によるロック解除を試してみました。

試した感想としては商品説明にある通り0.05秒と一瞬で反応します。しかも指の腹でちゃんと触れていればずっと指を置かず一瞬タッチするだけでちゃんと認証がされます。しかし、認証部分の端を触れるだけではうまく認証がされなかったので、しっかりと真ん中に指を触れることを意識してタッチする必要がありますね。

2000円の投資でロック解除がとても楽に

ケンジントンやサンワサプライなど、聞いたことのあるメーカー製のものは5000円ほどしますが、ARCANITEは2000円と購入しやすい価格です。しかし価格差が3000円もあるので、認証が遅かったり、失敗することが多いかもと心配していましたがそれは杞憂だったようで、認証は非常にスムーズで失敗も少なく、非常に快適に使用できています。

今はデスクトップPCのトップにあるUSBポートに挿して使用していますが、USB延長ケーブルを用いてデスク下に固定することでタッチしやすくするといった改善の余地もありそうです。